果て無き戦い

公開日: やこチャレ


 

 


 

前回のおさらい

 

前回のブログでムダな事ばかり書いてて

出走まで書くことが出来なかったやこちん

だから余計な話が多いと、よくクレームを言われるのだ

書きたいことがたくさんあるのに、なぜ更新しなかった?

特に理由は無いのだが…

 

 

やる気と不安が入り混じる中

いよいよ出走のやこちんである

 

やこちんの作品を読めるのは「ぼくの理想郷」だけ!!

 


 

 

 

出走スタートの花火がなった頃

僕はトイレに並んでいた…

 

心配性な僕は、映画を観る直前などムダにトイレに行きたがる

 

 

トイレは想像以上に混んでおり、スタート音が鳴ると

「いいや、諦めよう!!」

と泣く泣くトイレを我慢しスタート場所へ行く人達が多い中

 

僕はゆっくりトイレに行っていた

何度も言うが心配性だからである

 

 

 

用を足し、スタートラインに走ると

数人しかランナーは残っておらず

係員の人に「早く!!!!!!!」と急かされつつ

スタートの門をくぐった

 

 

すでにスタートから10分弱経っているため

道路上には人は少なく、700メートル先の方に人の群れがある

 

「やれやれだぜ…

そんなに急いでどうするんだい?マラソンだぜ?」

 

そんな余裕を見せつつスタートを切った僕

 

 

道路沿いには応援の人がたくさんいて

たくさんの声援を送ってくれる

 

 

 

「イエーイ!!!カラーラン最高!!」

といったお祭り騒ぎは出来なかったが

なかなか気持ちが良い

 

 

 

なにせ走っている人は僕を含め数人しかいないのだから

嫌でも注目を浴びてしまう

 

とても気持ちが良い

 

 

手を振りたかったが

ミーハーな姿を見せてしまっては

あ…こいつ完走できないだろうな~

と思われてしまうので我慢をした。

 

 

 

 

 

数分走っていると

最後尾の集団に辿り着いた

仲間と話しながら走っていて、とても楽しそうだ

 

 

楽しそうにしている人達の間をスルリスルリと通りながら

どんどん人を追い越していく

 

漫画シュートの久保嘉晴のようにスルスルと…

 

 

トシ…

サッカー好きか?

 

 

気持ちが良い!!

とても気持ちが良い!!

 

 

このマラソンは友人と一緒に参加しているのだが

「一緒に走ろうね♡」といった甘ったるい話はしなかった

 

マラソンは自分との戦いだからである

 

 

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やっと10キロ地点を通過した頃

だんだん辛くなってきた

 

 

当然だ…
全く練習してなかったんだから
駒沢公園に行き、ランナー達を見ながら

3キロ走っただけでブログに上げるような素人なのに…

 

 

 

 

そこからは残りの距離を割り算しながら走り続けていた

 

42.195÷10だから、これを4回繰り返すのか…

 

 

 

4回も??????

 

 

 

なんで走ってるんだ?
はなももマラソンってなんだよ…
はなももって…

 

 

そんなどうでもいいことを考えながら

心は焦っていた

 

 

 

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収容車が迫っている…

 

 

 

 

マラソンは道路を封鎖して開催するため

何時間もズルズル走られても困るということで

数キロ感覚で関門と呼ばれるものがある

 

 

関門の時間に間に合わなかったランナーは

そこで失格となり収容車に乗せられ山奥へ…

 

しまっちゃうオジサン

しまわれてしまうのである…

 

 

 

こいつに捕まったら終わりだ…

常にその不安に追われながら走り続けるのである…

 

 

 

 

またまたつづく…

 



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